OKICAと他カードの連携
OKICAと他カードが連携しない件について。 コスト面もだけど「バス路線の変更申請が2年前には必要」が致命的だと思う。他県ではどうしてるんだろう?
- https://twitter.com/yanagi1/status/594483889357258752
- 「松山、長崎、鹿児島といった地域の、互換性の無い独自カード故に上手く行っている例への言及になぜか進まない」
理由が書かれている記事
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オキカはなぜスイカと連動しないのか? 沖縄初の交通系ICカードが描く未来 | ナガハマヒロキ | 沖縄タイムス+プラス
- 「Suicaなどの本土の交通系ICカードに連動させるとなると、現行の独自開発に比べ導入費だけで2倍、ランニングコストだけで3倍掛かってしまいます」
- 「全国対応をして本土でチャージされた金額を沖縄で落としてくれる経済効果を加味しても、ランニングコストで圧迫されてしまいます」
- 「東日本大震災で沖縄に避難して来た方に発行される『ニライカナイカード』、離島から進学のために本島に渡った生徒のための『15の春』の割引などがあり、これらを引き継ぐ意義があります。これが独自システムにより継続が可能です」
- 「また全国対応となると、バス路線の変更申請が2年前には必要になるなど、バス社会の沖縄にとっては路線運営の制約が厳しくなるという事態も想定されます」
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オキカ(OKICA)で改札を一番に通りたい - 沖縄B級ポータル - DEEokinawa(でぃーおきなわ)
- 「SUICAと連動することで開発費で2倍、年間コストが4倍に膨れてしまうんです。そうなると年間かかるコストは億を超えてしまいます」
- 「また、SUICAと連動すると駅やバス停を増やす場合には申請をしないといけないのですが、その申請を変更の2年前に行わないといけません。沖縄だとバスがメインになってくると思うので、そのあたりの対応がやりにくい」
- 「沖縄には色んな割引の券種があるんです。例えばゆいレールでいったら、『おとなりきっぷ』という隣駅までの割引だったり、『十五の春』という高校未設置の県内離島を卒業した学生向けの割引だったりですね。そういった細かな割引にも柔軟に対応するためには独自のシステムが便利」
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- 「バスの車内読み取り機やモノレールの改札機、券売機などの機器整備は、一括交付金による県の補助金約20億円で賄う」
- 「開発費が現在の倍となり、毎年の維持管理費も億単位となる。沖縄の企業の体力では難しい。沖縄独自だと全国規格ではないものも自由に作れる」
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沖縄経済を進化させるメディア 沖縄ベンチャースタジオ|タブロイド情報紙:沖縄ベンチャースタジオタブロイド版41号
- 10ページに記事あり
- 「運用コスト面でも約4倍」
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来月20日から「オキカ」稼働 モノレールのIC乗車券 - 琉球新報
- 「事業費は全体で27億円で、8割を一括交付金で賄い、2割をゆいレールとバス会社で負担」
- 計算すると事業者負担は5.4億。このうちどれぐらいが開発費なのだろうか?
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平成26年 9月定例会−09月18日-07号 都市計画部長(兼次俊正) P.349
- 「ICカードオキカのシステム開発につきましては、沖縄県企画部に確認をいたしましたところ、ICカードは県内利用に特化した独自規格で、導入事業費で約27億円、毎年の運営費で約5,000万円を想定しているとのことであります」
- 「スイカ等と相互利用を行うためには、独自規格と比較して、導入事業費で約2倍、運営費で約4倍のコスト増が見込まれる」
運営費5000万円/年が相互接続すると4倍の2億。差額1.5億円/年。ゆいレールもバス会社も赤字だから厳しそう。
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ポケモンともコラボ 満10年のOKICA “沖縄経済圏”の実現へ ハイペースで拡大中 | ウェブオリジナルPlus | 沖縄タイムス+プラス
- 「そもそも、OKICAの導入には27億円の一括交付金が使われている。しかし、システム事業費の2割に加え、年間約5000万円かかる維持費はモノレール社とバス会社が負担する。沖縄のバス会社は私企業で、コストの受け入れには抵抗があった」
- 「その上、サイバネ系を導入すると、事業費は2倍、維持費は4倍に膨れあがる」
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沖縄県初の交通系ICカード「OKICA」が独自の規格を採用した理由とは? « ペイメントナビ
- 「OKICAでは、沖縄独自の規格を採用。その理由として、まず日本鉄道サイバネティクス協議会制定のICカード乗車券に関する規格「サイバネ規格」を採用すると、導入費用や維持費用が割高になることが挙げられる」
- 「また、バスやモノレールにおいて、独自券種を多く有していることも理由の1つとなる」
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QRかICカードか? 交通系チケットシステムを巡る世界の最新事情 (1/5) - ITmedia Mobile
- 「もともと首都圏の私鉄各社がPASMOを設立してICカードシステムを独自運用しているのは、Suica導入にまつわる参加各社の諸経費負担が大きいためで、体力のない地域交通ではなおさらという現状がある」
- 「そのため、最近では「サイバネ準拠だが地域独自」という交通系ICだけでなく、沖縄で利用されている「OKICA」のように「非サイバネで地域独自」のカードをはじめ、交通系ICではない“普通”の電子マネーをそのまま交通系サービスに利用するケースがある」
- 「過去の複数の報道によれば、ゆいレールではインバウンド需要を見込んで台湾のEasyCardなど海外の交通系ICの受け入れで合意していたようだが、東京五輪でのインバウンド対応を見込んだ形で日本政府側の要請もあり、前述「10カード」の受け入れを目指し、2020年を目標に国内外の交通系IC対応を進めている」
SUICAを止める理由
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なぜ? 地方で進み始めた「脱・交通系ICカード」の流れ その切実な事情とは(1/3 ページ) - ITmedia NEWS
- 「5社が理由として挙げるのが、2025年3月の年度末にやってくる約12億円という機器の更新料負担で、5社合わせて直近の年間赤字が40億円近い現状を鑑みると負担が大きいという判断による」
- 「つまりは(全国共通の)交通系ICカードを採用すること自体が高い費用感につながっていることの証明となっている」
- 「駅やバスの停留所の情報を1つ更新するだけで全国規模のデータベースに更新を加えざるを得ず、頻繁なメンテナンスが必要になる」
- 「おそらく最大の問題となるのは会費そのものよりも、前述の「メインテナンスなどを含むサイバネ規格を維持するためのさまざまなコストや手間」にあると思われる」
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なぜ「交通系ICカードやめます」相次ぐ? “代替手段あるから”だけじゃない 苦しい事情はJRも同じ? | 乗りものニュース
- 「こうした問題は熊本にとどまりません。広島市内で路面電車やバスを運行する広島電鉄は2021年、全国交通系ICカードで利用可能な地域交通系ICカード「PASPY」からの脱退を表明し、地域交通事業者に衝撃が走りました。PASPYのシステム更新は7~8年ごとに約50億円かかり、参加32社が利用比率に応じて費用負担していますが、利用の多い広電が半分程度を負担しています」
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もうすぐ「交通系ICでは乗れません」…地方のバス・鉄道に「離脱」の動き 賛否両論と「次のシステム」:東京新聞 TOKYO Web
- 「ただ、システムの保守契約が来年3月末で切れるため、約900台の機器を入れ替える必要があり、更新費に12億1000万円かかる」
- 「一方、クレジットカードのタッチ決済やスマートフォンのQRコード読み取りで対応できるシステムは半額程度の6億7000万円で導入でき、経営合理化の観点から切り替えを決めた。今年の12月中旬にも交通系ICのサービスを停止する」
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「クレカタッチ」は交通系ICカードを駆逐するのか 熊本で「全国相互利用」離脱、一方で逆の動きも | 経営 | 東洋経済オンライン
他県でも連携していないカードあり
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広島県交通系ICカード:PASPY ー イベント・事業者ニュース ー 交通系ICカードの全国相互利用サービスについて
- 「「PASPY」は、この「交通系ICカード全国相互利用サービス」に入っておりません。このため、一部交通系ICカードでのバス及び電車、アストラムラインのご乗車、チャージはできません」
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- 「岐阜バスでご利用いただけるICカードは「ayuca」のみ」
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広島県交通系ICカード:PASPY ー Q&Aよくあるご質問
- 「JR西日本のICOCAのみご利用いただけます」
(あとで調べて追記予定)
他県での維持費問題
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7)バスICカード乗車券「りゅーと」を市内すべてのバスに導入を 新潟市
- 「不採算路線については、本来なら廃止となる路線を、本市及び新潟県や沿線市町村で補助金を出し運行を維持していますが、使用車両の問題や利用の状況から、現時点では、カード処理機の設置など新たな設備投資が必要な「りゅーと」の導入は考えておりません」
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- 4/5に各種カード導入の比較資料あり。Suica連携のランニング費用が高いことが指摘されている。
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http://www.city.kumamoto.jp/common/UploadFileDsp.aspx?c_id=5&id=2432&sub_id=2&flid=20920
- 熊本県の事例。片利用可能にするとバス会社の負担が16.9億→25.4億(10年間合計)になると書かれている。
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日本でも広がり始めた「オープンループ」実証実験の最新事情【鈴木淳也のPay Attention】-Impress Watch
- 鹿児島市電の事例。「鹿児島市電での“10カード”対応について、鹿児島市交通局 交通事業管理者 交通局長の白石貴雄氏は「コスト面で厳しい」と説明する」
解消に向けて
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IC乗車券、延伸なるか 主要10カード、全国利用めざす 国、五輪向け検討:朝日新聞デジタル
- 「「イルカ」の導入費約10億円は国や県などの補助金で半分以上を賄ったが、10カード導入では不透明だ。JR関係者によると、駅数などにもよるが、システム改修などに数億円以上かかるケースが多いという」
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交通政策基本法に基づく政策展開:交通系ICカードの普及・利便性拡大に向けた取組 - 国土交通省
- 交通系ICカードの普及・利便性拡大に向けた検討会概要(PDF)
- 交通系 IC カードの普及・利便性拡大に向けた検討会とりまとめ(PDF)
- 「地域において 10 カードを新たに導入する場合は、すでにそれぞれパッケージ化された範囲内での機能・サービスとなり、新たなサービスの追加や変更には他事業者との調整が必要となるのに対し、地域独自カードを導入する場合には、当該地域において必要とされる機能・サービスを、独自の判断で柔軟に組み合わせて搭載することができるという違いがある」
- 「現在我が国には、地域におけるバス、鉄軌道等の2次交通を対象に、全国で 37 種類の地域独自カードが導入されている」
- 「各種割引制度や商店街等と連携したポイントシステムなど」「公共交通機関の利用促進だけでなく地域活性化にも寄与するものとなっている場合が多い」
- 「図表 12 交通系 IC カードの導入費用の例 」
- 「通常のメンテナンス費用を除くと、維持管理費用の中心は 10 カード側との接続に係る手数料であると見込まれ」
ゆいレール、バスの乗客数
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- 年間1500万人ぐらい(ゆいレール)
合計4000万人ぐらい。
ついにSUICA採用か
その他の決済手段
- JR東日本がQRコード改札を検討する理由。QR採用は退化じゃない【鈴木淳也のPay Attention】-Impress Watch
- 「沖縄都市モノレールによれば、同社が運営するゆいレールの場合、OKICAとQRコード切符の利用比率は4:6程度とのことで、前者の利用は地元民が大部分だと考えれば、少なくともゆいレール利用者の半数程度は旅行者または地元でもあまりモノレールを利用しない層ということになる」
- 「同社は以前に中国Alipayによる乗車実験を行なったり、市場調査でどの程度インバウンド客が利用しているかを勘案して技術導入を検討していたとみられるが、2017年時点の調査でインバウンド需要は8%程度、Alipayに至っては利用効果が見込めないということで導入を取り止めたという」
その他
- 陸上交通(バス路線の確保・維持)/沖縄県
- http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/bus/1408611290/798
- 「共通ICカードの機能が貧弱、ではなくてSuica・PASMOだけだよ」
- 「共通ICでもmanacaやnimocaは通常のバス定期に対応している」
- JR九州SUGOCA | 沖縄でもSUGOCA!
- なぜか沖縄でも売られている SUGOCA。沖縄独自デザインのカードらしいが見たことない。
- 交通系ICカード「導入費用」は半端じゃない | 通勤電車 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
- 「では、ICカードを導入するには、実際、どれくらいのコストがかかるのか。湘南モノレールは、「経営に影響を与える相当額の投資」(尾渡氏)ということで具体的な数字への言及は避けたいとのことだったが、参考になる数字はある」
- なぜ愛媛でSuicaが使えないのか? (1) 〜 「愛媛でSuicaは使えない」は正しい?|tkskkd|note
- なぜ愛媛でSuicaが使えないのか?(2) 〜 サイバネ規格を断念する理由とは?|tkskkd|note
- なぜ愛媛でSUICAが使えないのか?(3) 〜 サイバネ規格の導入コストは?|tkskkd|note
- Suicaの幻想と現実【鈴木淳也のPay Attention】-Impress Watch
- 奈良交通で本来使用できないICカードで精算がされてしまった事象の話。 - O-Lab +Ossan Laboratory+
- 「改札機の乗降データや券売機での利用情報をパターン別に作成し、 ICカードに状態を記録して、他の事業体へ郵送して精算テストを実施してもらいます。 テスト実施のための追加コストは発生します」