無線LAN/トラブル/WPA-PSK(TKIP)とDHCPでIPアドレス取得できない

下記の無線LANの設定で、トラブルになることがあるという話のメモ。

  • 暗号化方式: WPA-PSK(TKIP)
  • IPアドレスの設定: DHCP
  • OS: WindowsXP SP2以降

現象

  • 設定当初はちゃんとつながる
  • いつの間にか DHCP でのアドレス取得に失敗するようになる
  • そのうち、まったくつながらなくなる (アドレス取得に失敗する)
  • スタンバイや休止状態からの復帰時に起こりやすい
  • 同じPCでも、WEPや暗号化なしのAPには繋がる
  • 同じAPで、WPA-PSKでも、他のPCからはつながる

うまくいかない対処方法 (うまくいくこともある)

  • PC再起動
  • ワイヤレス接続の無効化→有効化
  • 接続の再設定
  • ドライバの更新
  • ドライバの削除→再インストール
  • 別のカードに変える http://support.microsoft.com/kb/817571/ja
  • ローカルエリア接続の Qosパケットスケジューラ を削除する

あるサイトでまとめられていた対処方法

英文ですが、簡単なんで一読を薦めます。 対処方法の説明も書いてあります。

この記事の対処で解決するかどうかはわかりません。 ここで出てくる65分は、Group Keyのデフォルトの交換間隔(3600秒)以上ということでしょう。Group Keyについては、「T26: 間違いだらけの無線LANセキュリティ」を参照のこと。

以下に、一部翻訳します。

  • 最初にやるべきこと

    • 無線クライアント・APの再起動
    • SSIDブロードキャストを隠さない設定にする(ステルスを止める)
    • メーカー独自の高速化がされているようなら、それも止める
    • クライアントPC側で保存してある設定を消す
  • 段階的に試すこと

      1. APのSSIDを「いままで使ったことのない」まっさらなものに変更する
      1. APの電源を切る。電源を切った時間を記録する。
      1. クライアントPCに保存してある、このAP用の設定をすべて消す
      1. クライアントPCを再起動する
      1. APの電源を切ってから65分以上後に、APの電源を入れる。
      1. クライアントPCで新しいSSIDにて接続を行う。
      1. 接続を65分以上行うこと。この間に2度の再接続が行われるかもしれない。行われないかもしれない。この間にAPを再起動してはいけない。
      1. クライアントPCを通常通りシャットダウンまたは再起動する。(スリープ、ハイバネート などの状態にしてはいけない)

類似の現象

  • WPAパスワードの間違い (K blog)
    • 「間違ったWPAパスワードを入力した場合、何の警告も出なくて正しく接続出来たかのように見えるがDHCPでのアドレス取得が永遠に終わらない」

リンク

マイクロソフト技術情報