核実験由来のプルトニウム降下量
メモ
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5、環境における人工放射能50年:90Sr、137Cs及びプルトニウム降下物
- 「日本での降下物の重量は、国内の局所的なダストではなく、海外から日本に輸送される風送ダストによって説明されること、また、黄砂以外のダストも寄与していることを示した。特に、中央アジア、アラビア、サハラなどの地域からもダストが日本上空にも輸送されて沈着している」
- 「大気圏核実験により地球上に放出されたプルトニウムの総量は11 PBqと推定されている」
- 「1964年原子力電池を搭載した衛星が南半球の上層大気で燃え尽きたことから起った。この時、0.63 PBqの238Puが大気中に放出された」
- 「ちなみに、日本の表層土壌中(つくば)の239,240Pu濃度は0.02-0.4mBq g-1であった」
- 「1960-70年代降水が比較的多く、結果として放射能の降下量が多かった地域が、気候変動による砂漠化ないし過耕作による砂漠化により、比較的高比放射能の239,240Puを含むダストの飛散地域になったものと推定される」
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