新潟県沖に大規模油田?
2012年6月18日15時45分 読売新聞
記事によると『08年に導入した3次元物理探査船を使用して地層構造を精密に分析した結果、海底から2700メートル下にある地層のうち、約135平方キロに及ぶ範囲で石油や天然ガスの埋蔵の可能性があるとのデータを得た。面積はJR山手線内の約2倍に相当し、同庁は「面積では海外の大規模油田に匹敵する」としている』とのこと。
各紙記事
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共同通信系
- 経産省:佐渡沖で油田調査へ 国内最大級か− 毎日jp(毎日新聞)
- 東京新聞:経産省、佐渡沖で油田調査へ 国内最大級か:社会(TOKYO Web) ---「135平方キロ」「国内最大級の油田の可能性」は共通している。
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新潟・佐渡沖で石油・天然ガス試掘調査 13年春から(日本経済新聞 2012/6/18 20:15)
- 「約135万平方キロと山手線の内側の約2倍で、埋蔵が確認されれば国内最大級で中東の中規模油田並みという」
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時事ドットコム:新潟・佐渡沖で石油・ガス量調査へ=国内最大級の面積−経産省
- 「石油・天然ガス田の可能性がある面積は約135平方キロ(JR山手線内側の2倍)で国内最大級、中東の中規模油田並みという」
- 「水深約1100メートルの海底。そこからさらに約2700メートル下の「椎谷層」「寺泊層」と呼ばれる砂岩層まで掘削し、石油や天然ガスの埋蔵量を調べる」
- 妙に詳しい
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JXが佐渡沖で石油・ガスの試掘調査 国内最大規模の可能性も - MSN産経ニュース
- 「周辺には石油や天然ガスが貯まりやすい地質構造が100平方キロメートル以上に渡り広がっていることが分かっている。埋蔵が確認できれば中東でも中規模程度の石油・天然ガス田に相当し、国内では最大規模になる見通し」
- 経済産業省じゃなくてJX側に重点
- 数値が微妙に異なる
- 「周辺には石油や天然ガスが貯まりやすい地質構造が100平方キロメートル以上に渡り広がっていることが分かっている。埋蔵が確認できれば中東でも中規模程度の石油・天然ガス田に相当し、国内では最大規模になる見通し」
経済産業省からのお知らせ
- 新潟県佐渡南西沖において国内石油天然ガス基礎調査を実施します〜探査船「資源」の探査結果に基づく初の試掘調査〜(METI/経済産業省)
- 新潟県佐渡南西沖において国内石油天然ガス基礎調査を実施します〜探査船「資源」の探査結果に基づく初の試掘調査〜(PDF)
「(試掘地点)新潟県佐渡南西沖約30km、水深約 1,100m、掘削深度海底面下約 2,700m」とのこと。リリース文、PDFを見た限りでは「135平方キロ」「海外の大規模油田に匹敵」との記述は見当たらない。
JX日鉱日石開発のニュースリリース
- 2新潟県佐渡南西沖における試掘調査の実施について
- 「資源エネルギー庁が導入した三次元物理探査船 (※2)「資源」の探査結果によって抽出された大規模構造(100km2以上)です」
油田の面積
当然のことながら、可採埋蔵量の記事は多いが面積の記事は少ない。
- [[$$wikipedia 油田の一覧]]
- ガワール油田 / 「埋蔵量、生産量共に世界最大の油田。面積は四国の面積に匹敵」 (四国の面積は18806.36km2)
- カスピ海油田開発事業 | 伊藤忠商事株式会社
- 「ACG鉱区は、アゼルバイジャン共和国領カスピ海海域に位置し、面積は、432.4km2」
リンク
- 国内石油天然ガス基礎調査委託費161.4億円(133.9億円)
- Oil & Gas国内現場での四方山話
- 日本の石油開発プロジェクト (01-03-02-03) - ATOMICA -
- 岩船沖油ガス田 JOGMEC用語辞典
- [[$$wikipedia 2010年メキシコ湾原油流出事故]]
- [[$$wikipedia パイパー・アルファ]]
- 海底油田の世界的現状
- 2編4章1節 原油輸入の動向 | 石油便覧−JX日鉱日石エネルギー
- 地球最後のオイルショック
- 石油生産量はピークに来たのか ピークオイルの本質と21世紀のエネルギー
- 化石エネルギーの今とこれから 化石エネルギーは2050年でも主要なエネルギー
[[$$amazon-search-result-large books-jp ピーク オイル]]