強くなるための麻雀本と楽しむための麻雀ゲーム

高校のときに麻雀を覚えて二十余年。さまざまな麻雀本と麻雀ゲーム、オンライン麻雀ゲームを楽しんできた私による、麻雀ガイドです。

以下のページでは、麻雀本、麻雀ゲームに分けて、説明します。

デジタルとアナログ

現在の麻雀界では、麻雀理論をデジタル/アナログ(オカルト)に分類することが流行っています。 両方とも非常にアヤフヤな言葉なので、説明(定義)しづらいのですが、巷の麻雀本や 麻雀雑誌の書き方からすると「牌効率や期待値など計算できるものを主眼にするデジタル」か 「感覚や勢いのようなものを重視するアナログ」か「もっと怪しいオカルト」という感じでしょうか。 デジタル派とアナログ派の間ではたびたび論戦がありますし、それをネタにした本(実戦麻雀の急所―デジタルVSアナログ)も出ています。

人間に理解できることは、ゲームの中では小さい

さて、私はこう考えます。

例えば将棋や囲碁は「完全情報2人ゲーム」ですので 厳密にいえばコンピュータで完全に解析できデジタルに最適な手が打てるはずです。 では、実際の棋士はそういう風に打っているのでしょうか?

たいていの棋士は「局面を見た瞬間に直観的に思いつく候補手を深く読む」ことで手を決めています。 これは、将棋や囲碁は人間がデジタル的に解くには余りにも難しすぎるゲームであるために、 脳が無意識に並列処理を行った結果の上澄みだけをすくって、そこを論理で補強しているのだと 私は思います。あるいは、人間が論理だけで処理できるようなゲームではゲームとしてつまらなさすぎるために、そうでない複雑なゲームだけがゲームとして生き残っているのかもしれません。 3x3のtic tac toe(3目並べ)を面白いと思う人がいないように。

オセロを考えてみてもいいかもしれません。オセロは既にコンピュータがかなり 強いゲームになっています。人間では太刀打ちができません。では、人間がコンピュータのような 論理的な思考(デジタル思考)をすれば上達できるのでしょうか? まず無理です。 デジタルな論理は人間は不得意なのです。

将棋や囲碁で述べたような話は、麻雀にも言えると考えます。 単純にデジタルな確率計算だけでは手に負えない範囲が広く、 そこを「説明できるような論理だけ」では網羅できないし、 仮に網羅できても人間には理解できず実行もできないのだと思います。

そこで、ある人は理解できる範囲に的を絞って数学的に説明(デジタル)しますし、 ある人は将棋で言えば厚みだとか位だとかといった用語を使って説明(アナログ)しているのだと 私は思います。アナログの方が「人間には論理的に計算できない範囲」を押えようとしているが ゆえにオカルトといわれるのかもしれません。

人間は自分の行動を説明できない

自分の行動を論理的に説明できる人はまれです。囲碁や将棋だけではなく、例えば、野球では長嶋重雄が名言を残しています。「ヒットを打つのにはどうすればいいでしょうか?」と聞いたら 、「来た球を打てばいい」。

いや、その通りなんですが、凡人にはそれができません。だから理解できる言葉で説明したり理解できる言葉に翻訳してくれるコーチが必要なわけです。ただし、名選手必ずしも名監督ならず。うまい選手であればあるほど凡人とは違うものの見方・捉え方をしていますから、凡人が分かるように説明できません。優秀な人ほど他人に説明するのは下手(を通り越して意味不明)というのは、いろいろな分野で見かけるものです。

麻雀のデジタル派とアナログ派もそういうものかもしれません。

では、何を読めばいいの?

どの分野でも一緒ですが、最初は「論理的に理解できる」本を選ぶのがいいと思います。 暗黙知に進むのは形式知(論理)を押えてからで十分。次に実戦の記録。囲碁でも将棋でも 他人の対局を並べて勉強するのは当たり前ですが、麻雀でやってる人は少ないと思う。 最後に、名人による、言葉では理解できない本。 (いや、中には理解以前に変な麻雀本もある、というか多すぎ)

最初のレベルであれば、科学する麻雀 とつげき東北著を買えば いいでしょう。必読書です。この本で理解できないのであれば、点数計算の本や「何を切る」など、もっと入門の本が必要。非常にいい本です。プロであればこの本を超える本を書いて欲しいものです。

解説つきの実戦記録(牌譜)はあまりいいものが入手できません。対局の一部だけを抜き出したご都合主義の本が多すぎます。20年前なら近代麻雀(漫画じゃなくて活字の)が、最高位戦の牌譜を有償で配布していましたので、それで勉強できたのですが (いや、今も最高位戦日本プロ麻雀協会で牌譜は売ってはいるんですけど、いまの最高位戦の牌譜が参考になるとは思えない)。 私が最近買った範囲では 実戦麻雀の急所―デジタルVSアナログがいいかもしれません。

最後の言葉では理解できない本は桜井章一の本でいいんじゃないかな。 最近はあちら側に行きかけてるのであれですが、初期のころの牌譜入りの戦術書は味わい深いです。

麻雀ゲームを楽しもう

役満DS

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まさかこのソフトだけは攻略本は出ないだろうと思ったら出てた。ちょっとびっくり。

九十九ウルトラ四人麻雀の思い出

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オンライン麻雀ゲーム

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