ヨーロッパ各地で放射性ヨウ素検出
2011年10月下旬から欧州各地にて ごく微量の放射性ヨウ素([[$$wikipedia ヨウ素131]])を検出したという報道のメモ。
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[[$$amazon-search-result-middle books-jp 放射線]]
放出元が特定された模様
断定できるだけの情報はまだ集まってない? もうちょっと情報収集が必要。
- Jod kibocsatas kozlemeny(ハンガリー原子力委員会(HAEA) 2011. november 17.)
- 推測通り、医療用が原因の模様。製造元から漏れていたと報告。
- 「私たちの国では、Csillebercオペレーティングアイソトープ研究所株式会社は、ヨウ素131プロダクションとのライセンスと経験を持っている。 ヨウ素131の増加量を"エスケープ"、製造工程中に、煙突から排出されることに気づいた」
-
A NEMZETKOZI ATOMENERGIA UGYNOKSEG SAJTOKOZLEMENYE (ハンガリー原子力委員会(HAEA) 2011. november 18.)
- 下記、IAEAプレスリリースについて。
-
Source of Iodine-131 in Europe Identified (IAEA 17 November 2011)
- 「ヨーロッパで検出されたヨウ素131(I - 131)のソースはおそらく同位元素(株)の研究所から大気へ放出したことをハンガリー原子力委員会(HAEA)から情報を受けているブダペスト。同位元素(株)の研究所は、医療、研究および産業アプリケーションのための放射性同位元素を生成します。HAEAによると、リリースは9月8日から2011年11月16日に発生した。リリースの原因は調査中です。」
- Izotop Intezet Kft (放出源と目されている研究所)
- Institute of Isotopes Co., Ltd.(Izotop) (日本語ページ)
- www.izotop.hu/pdf/egyeb/sajto_kozlemeny.pdf(我々が原因かも、というプレスリリース)
- 「9月にヨウ素131の生産を再スタートしたが、排出量が前に正常に戻っていなかったことを発見した」
- 場所はこのへん?
-
Hungary isotope lab likely radioactive source: IAEA (Reuters VIENNA/BUDAPEST | Thu Nov 17, 2011 10:12am EST)
- 「ハンガリーの原子力機関は、ヨウ素131が11月16日〜9月8日から同位体社の研究所からリリースされたことを、国際原子力機関(IAEA)に語った」「木曜日には、生産を中断したと述べ」
- 「"それは(研究所が源であることを)排除できない。私は時期尚早研究室の意見を考慮する。他の国で検出された物質は、それらによって放出されたかどうかを確立する徹底的な調査を必要とする、"と同氏はReutersに語った」
-
欧州の放射性ヨウ素 発生源で報告(NHKニュース 11月18日 4時0分)
- 「IAEAは...ハンガリーの原子力規制当局から首都ブダペストにある企業が発生源である可能性が高いとの報告を受けた」
- 「ハンガリーの原子力規制当局からブダペストの民間企業でことし9月8日から今月16日までの間病気の治療などに使われる医療用のヨウ素131が大気中に放出されていたとして、各地で観測されたヨウ素131の発生源である可能性が高い」
-
Radiation Mystery Solved? Budapest 'Probably' the Source (ABC News By LEE FERRAN and DRAGANA JOVANOVIC Nov. 17, 2011)
- 「研究所所長が同意しない」「彼の組織におけるフィルタリングの問題がハンガリーで検出されたヨウ素131の一部の責任かもしれないが、それは何百マイルも離れて検出された脅威の源であることができなかった」
- 漏れた量とか伝播の過程がはっきりしないと、決められないではありますね。
- IAEAは、名指ししたからたぶん情報はある程度持ってるんだろうけど、それを見てみたい。
-
Hungary likely source of elevated radioactivity levels: IAEA(Breitbart Nov 17 02:30 PM US/Eastern)
- AFP配信記事。「研究所は、通常よりもヨウ素131の高い量を放出認めたが、どの放射線の源であること否定」「高められた放射能の発生源であれば、ブダペストで測定されたレベルはかなり高くなっている必要があります」
- Hongrie - Iode 131 (CIIRAD 21 novembre 2011)
- ハンガリーの工場からの「許容排出量」は、ラ・アーグ再処理工場よりも多い、という指摘。
医療用ヨウ素剤って?
国内で利用されているヨウ素剤の例
-
日本薬局方 ヨウ化ナトリウム(131I)カプセル 「37MBq/カプセル〜1.85GBq/カプセルがあり,適切な投与量の選択が可能」
-
team nakagawa : がんの放射線治療──その3 放射性ヨウ素内用療法
- 「I-131内用療法で使われる放射線の量ですが、甲状腺がんの治療では、3.7〜7.4 GBq(1 GBq=1,000,000,000 Bq=10億Bq)を投与しています。バセドウ病でも、甲状腺がんの10分の1くらいの放射線量を使います。」
ご参考:ヨーロッパ各地で放射性ヨウ素検出メモ - Togetter
現状のまとめ
-
チェコから第一報
-
ドイツ北部、ポーランド、オーストリア、ハンガリー、スェーデンで検出
- デンマーク、スロバキアでも検出されたとの報道あり
- ウクライナでも10月10日〜20日にかけて検出されていたとの報道あり。
- CTBTOもロシア、スウェーデン、それにオーストリアに設置している観測施設で検出(NHK)
-
その他の地域では今のところ検出されていない模様
- スイス、フランス、スペイン、ノルウェー、ブルガリア、クロアチアなど
- フランスでも検出されました(11月15日)
- スイス、フランス、スペイン、ノルウェー、ブルガリア、クロアチアなど
-
- 現在、原因も由来も不明 (核種分析により原発由来ではない)
- 放射性医薬品由来説がある
- 現在、原因も由来も不明 (核種分析により原発由来ではない)
-
自然放射線量の1/100との報道あり
- チェコで「数μBq/m^3」のI-131を検出
- オーストリアで「2〜120μBq/m^3」
- オーストリアで「最大でも1nSv」(NHK)
- 検出量が極めて微量なので、各地のモニタリングポストには特に変動はありません。
-
ハンガリーの医療用放射性物質製造施設からの漏洩と報道される
- Geringe Mengen an Iod-131 in der Luft gemessen(オーストリア連邦環境省)にある「放射性雲のソースは、おそらくヨーロッパの南東」「原子力発電所は、リリースのソースがありそうもない」という推測は、正しかったわけです。
http://www.zukeran.org/shin/d/wp-content/uploads/2011/11/20111118-euro-map-2.png
↑この地図は国単位で大雑把に塗っているので不正確です。
(ロシアを国単位で塗ると凄いことになっちゃうんで悩み中)
現状での考察
-
アルメニアのメツァモール原発に言及する人もいるけど、そこ由来とは考えにくい
- そもそも事故とか漏洩って誤報だし
- イランラジオの誤報をまだ信じてる人はアルメニアのメツァモール原発を読んでください。
- 今のところ、ヨウ素だけが検出されているので原発由来とは考えにくい。
- トルコ原子力省のサイトにも情報なし。仲が悪い国同士なので、高濃度のヨウ素が検出されれば大騒ぎになってるはず。
- そもそも事故とか漏洩って誤報だし
-
仏核廃棄物施設の爆発事故由来とも考えにくい
- I-131は半減期8日。廃棄物中にはほとんど存在しないはず。
- フランス、スイス、スペインなどで検出されていない
- フランスでも微量検出されたそうです。
-
原発由来かどうか?
- わかりません
- 半減期が短いI-131が検出されているので、大元は核分裂由来だと思うけど...
-
パキスタン原発で事故があったとの報道があったが(AFPBB情報)
- 定期点検中に重水漏れがありましたが、放射能漏れは確認されていません(パキスタン原発で重水漏れ、放射性物質の漏えいは確認されず | Reuters)。
- パキスタン事故が原因なら、途中の国々が大騒ぎになっているはずなので、たぶん関係なし。
- Associated Press Of Pakistan ( Pakistan's Premier NEWS Agency ) - No KANUPP linkage to Radioactivity in Europe, PAEC clarifies
- 「パキスタン原子力委員会(PAEC)の関係者は10月19日KANUPPから環境への放射線の漏れがないと回答している」 一部ニュースの報道に反論してますね。
-
スロベニアの原発じゃないの?
- 疑問を発した本人が調査して、そうではないことを明らかにしています。「Radioactive.eu.com - Radioactivity in Slovenia - mistery solved」
-
医療用の放射性ヨウ素由来か?
- 報道でもそのような推測がなされている。ヨウ素だけが検出されていることから、その可能性が高いとされている。
- 医療用の放射性ヨウ素を誤って焼却?など、いろいろな推測がtwitter上で行われている。
- 医療用の放射性ヨウ素は「甲状腺がんの治療では、3.7〜7.4 GBqを投与」するとのこと。
- 単位の接頭語 Gが10^9, μが10^-6。10^15倍に薄まっても検出できるわけか...
- 3週間ほど継続して検出されていて「放出が継続されている」と推理されているので、単純な事故でもなさそうな気がする。ここは続報待ちだな。
-
ハンガリーの医療用放射性物質製造施設からの漏洩と報道されました
- だいたい推測通り。焼却じゃなくて製造元からの漏洩でした。
- Hungarian Plant responsible for released I-131: 634,000,000,000 bq | Enformable
日本での報道
- 欧州各地で放射性ヨウ素検出=健康に影響なし−IAEA(時事ドットコム 2011/11/12-00:07)
- 欧州各地で放射性ヨウ素検出=健康に影響なし―IAEA - 国際 - 時事通信社 (朝日新聞 2011年11月12日0時6分)
- 欧州 広範囲で微量放射性物質(NHKニュース 11月12日 4時22分)
- 欧州 広範囲で微量放射性物質(NHKニュース 11月12日 5時52分)
- 欧州で放射性ヨウ素検出 IAEA「事故と無関係」- 【ローマ】(日本経済新聞 2011/11/12 9:40)
- 欧州各地で微量の放射性ヨウ素検出、「健康に影響なし」 IAEA 国際ニュース (AFPBB News 11月12日)
- 「ヨウ素以外に人工の放射線核種が検出されていないため、原発の事故によるものではないと考えられる」 --「パキスタンで原発事故が起きたことを示唆する情報もあるが、まだ確認されておらず調査が必要だ」
- 「ブルガリアの原子力当局は、大気のサンプルは通常通りで、大気から放射性ヨウ素131は検出されていないと発表」
- 「パキスタンで原発事故との未確認情報――ポーランド当局者」(パキスタンから反論あり)
- フランスでも微量の放射性ヨウ素を検出、発生源は不明 国際ニュース(AFPBB News 2011年11月16日 14:09 発信地:パリ/フランス)
- 「フランス放射線防護原子力安全研究所(IRSN)15日、同国北部と東部の4か所のモニタリング施設で先週、大気から1立方メートルあたり数マイクロベクレルという微量の放射性ヨウ素131が検出されたと発表」
- 「IRSNは、発電や研究目的の原子炉や医療機器製造のためにヨウ素131を使っている工場などが汚染源の可能性があるとの見方を示した」
えー、今頃こんな記事が...今朝のNHK報道見てないのかな?
- 欧州一円でヨウ素131の放射能雲検出、原因まったく不明(ギズモード・ジャパン 2011.11.18 20:30)
- 記事中から参照されているロイターの記事は11月11日付けなので、一週間遅れですね。
- 原文はNOV 16, 2011 8:48 AMになっててますね。その時点でも続報が出ていたはずなんですが...
IAEA
- Low Levels of Iodine Detected in Europe (IAEA 11 November 2011)
- Source of Iodine-131 in Europe Identified (IAEA 17 November 2011)
ロイター報道
たぶんこれが第一報
- Low levels of radioactive particles in Europe: IAEA | Reuters
- 発生源は不明
- 「IAEAは、チェコ共和国の原子力安全当局がヨウ素131の"非常に低いレベルは"ここ数日で全国の大気中で測定されていたと報告」。
- 「ドイツの環境省は、放射性ヨウ素のわずかに高いレベルが北部で測定された」「原子力発電所からのものであることを除外」
- 「ハンガリー、スロバキア、オーストリア、スウェーデンはまた、健康リスクをもたらすしていない非常に低いレベルでトレースを報告した」
- 「スペイン、ロシア、ウクライナ、フィンランド、フランス、イギリス、スイス、ポーランド、ノルウェーは、異常な放射線レベルを検出していないと述べた」
- 「ルーマニアは、国の唯一の原子力発電所では事件がなかったと述べた」
- 「オーストリアの環境省は、小さなレベルがアルパインの東部と北部で測定されたと述べた」
ドイツから第二報
- [Germany: low nuclear iodine levels not from power plant | Energy & Oil | Reuters
- 「ドイツ北部でわずかに高い放射性ヨウ素をかろうじて検出」
- 「IAEAは...チェコ共和国、ハンガリー、スロバキアとオーストリアでもこのような結果を報告した」
海外の報道
- Low levels of radioactive particles 'found in Europe' (BBC News 11 November 2011 Last updated at 17:14 GMT)
- 10月下旬からチェコで検出されている。原発由来ではなさそう。
- 北部ドイツでも検出されている
にちゃんねるにあった上記記事の翻訳 http://raicho.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1321024673/84
84 :名無しさん@12周年:2011/11/12(土) 00:56:32.16 ID:CNsfK3z60 >>65の記事全文訳(かなり適当なので差し引いて読んで) 国連の原子力機関によると、低濃度の放射性粒子がチェコ共和国はじめヨーロッパで検出された。IAEAの話では、検出されたヨウ素131は公衆の健康に危険を与えないとのこと。 IAEAはこの粒子がどこからもたらされたのかを調査したが、日本の福島原発由来のものではないと考えている。IAEAによると、ヨウ素のレベルが上がったのを報告してきたのはチェコ共和国という。 「我々は、検出されたヨウ素131のレベルを追跡し、健康へのリスクはないと考えている。また、日本の福島第一原発の事故由来のものでもない」とIAEAは声明の中で言っている。 ヨウ素は短命の放射性物質で、半減期は約8日。 チェコの原子力安全を担当する当局によると、10月下旬から多くのモニタリング・ステーションでヨウ素131が検出され、IAEAに原因究明のため報告を行ったとロイター通信が報じた。 チェコの原子力安全局長のDana Drabovaによると、このヨウ素は放射性医薬品の製造途中で漏れた可能性があるという。同氏によると、原子力発電所由来のものでは確実になく、さらに、チェコ国外に原因があるとほぼ確信しているとのことだ。 日本の事故から数日、数週間の間は、福島由来のヨウ素131がごく少量、遠くはアイスランド、またヨーロッパ各地、ならびにアメリカにも到来したと考えられている。
-
Радиоактивный йод над Европой - Bellona(ベローナ財団 11/11-2011)
- 各国の状況がリンク付きでまとまっている。便利。なんでロシア語...
-
Radiation in Europe - no risk| News24 (南アフリカ News24 2011-11-11 22:53)
- 「ウクライナの当局者は10月10日〜20日に放射性ヨウ素131を測定したと私達に知らせた」
- ウクライナ情報はここだけで、どこソースなのか不明です。
-
Radioaktivt stoff påvist flere steder i Europa - nyheter(Dagbladet.no 11.11.2011, kl. 19:07)
- 「ノルウェー放射線防護は、...放射性物質がノルウェーを超えているという兆候はまだありません」
チェコ
- チェコ原子力安全局 11. 11. 2011
- 空気中に数μBq/m^3のI-131を検出。エアロゾルとガス状。
- おそらく共和国の領土の外に置かれている発生源
- 他の人工放射性核種の濃度の増加を見つけていない、これは原子力発電所の事故ではないことを示唆。
-
Statni ustav radiacni ochrany, v.v.i. ― Cz (チェコ国立放射線防護研究所 2011年11月10日)
- 「測定サイト空気汚染放射線モニタリングネットワークは、過去2週間で日常的モニタリングでは放射性ヨウ素空気中のI-131の微量の存在を記録した」
- 上記リンクから、チェコ国内のモニタリングサイトを参照できます。
-
放射性ヨウ素131の濃度の増加 (チェコ放送?)
- 物質の源はチェコ共和国ではない
- 他の核分裂生成物を測定したので、そのソースによると、原子力発電ではありません。
- 数μBq/m^3 ...かな。いったん英訳すると「a number of micro-becquerel per meter cubic」になるので。
-
チェコの原子力事情 (14-06-07-02) (ATOMICA 2011年02月)
ドイツ
-
Jod-131-Messungen - Radioaktive Strahlung uber Europa - Wissen (sueddeutsche.de 11.11.2011, 17:18)
- 「連邦環境省の広報担当者は、北ドイツでもヨウ素131を測定したことを確認した。値はとても低い。検出限界にある」
-
Bayer. Landesamt für Umwelt (LfU)(空気中の放射能の測定 ミュンヘン)
-
ドイツの原子力安全規制体制 (14-05-03-05)(ATOMICA 2003年01月)
[![http://odlinfo.bfs.de/index.php ドイツの放射線監視網 - http://odlinfo.bfs.de/index.php
ハンガリー
-
Hungary detects minimal rise in iodine activity (AlertNet 11 Nov 2011 14:28)
- "A very minimal increase in activity was registered (in Hungary) on Nov. 5"
-
Radioaktiv sugarzast mertek Magyarorszagon(2011. november 11)
-
Abnormal radioactivity also in Hungary, no risk seen(Breitbart Nov 12 02:06 PM US/Eastern)
- AFP配信記事。文中に「In Poland, a spokesman for the atomic energy agency told AFP that the cause may lie in Pakistan」とあって、これがパキスタンの抗議の原因と思われる。
- 同じタイトルの記事があちこちに配信されている。(欧州各地で微量の放射性ヨウ素検出、「健康に影響なし」 IAEA(AFPBB News)など)
-
ハンガリーの電力事情および原子力政策 (14-06-09-02)(ATOMICA 2002年01月)
-
ハンガリーの原子力発電開発 (14-06-09-04)(ATOMICA 2002年10月)
オーストリア
-
Geringe Mengen an Iod-131 in der Luft gemessen: Lebensministerium.at (オーストリア連邦環境省)
- 10月17日以降は通常の人工放射性核種は検出されなかった一方、放射性ヨウ素131がいくつかのサンプルで発見される。
- セシウム137の測定データは、正常範囲内であり、他の人工放射性核種は検出されなかった。
- ヨウ素131の濃度が 2〜120μBq/m^3 , 最大で見積もって1nSv
- 放射性雲のソースは、おそらくヨーロッパの南東
-
Aktuelle Messwerte aus dem Strahlenfruhwarnsystem : Lebensministerium.at (オーストリア放射線早期警戒システム)
-
オーストリアのエネルギー・電力需給と原子力 (14-05-12-02) (ATOMICA 2005年09月)
-
[Atom-Ratsel: Waren es Rontgen-Gerate?]
- 「ヨウ素は、スウェーデンとデンマークでも検出された」
スウェーデン
-
Nagot forhojda nivaer av jod-131 i Europa - Aktuellt - SSM(スウェーデン放射線安全機関)
- 「わずかに高いレベルを測定しているスウェーデン」
-
Radioaktivitet i luften i Sverige - Nyheter - Senaste nytt(Expressen - Nyheter Sport Ekonomi Noje 11 nov 2011 21:54)
- 「核施設からの流出は最も可能性は低い」「ヨウ素131の上昇は、週の初めにスウェーデンで録音された。 防衛研究局、FOIは、これらが非常に低いことを強調」
-
Radioactive dust over Sweden (Stockholm News 2011-11-12)
- 「影響を受けた国はデンマーク、スウェーデン、チェコ、ポーランド、オーストリア、ハンガリーです」
-
スウェーデンの電気事業および原子力産業 (14-05-04-06) (ATOMICA 2010年12月)
デンマーク
- Radioaktive partikler fundet i Danmark (Nationalt 11. november 2011, 20:46)
スロバキア
- Nad Slovenskom je jod. Nevie sa odkial radioaktivita je (HNonline.sk 19:24 11. 11. 2011)
- 「スロバキアは、最近増加ヨウ素の値を測定し確認しています」
スロベニア
-
Novica | Uprava RS za jedrsko varnost (スロベニア環境省)
-
「I-131の有意な増加はない。詳細は14日に公開」
-
- 11日現在、スロベニア国内ではI-131は見つかってないという報道
-
-
Trenutne vrednosti radioaktivnost okolja po Sloveniji
- スロベニアの線量率監視網
クロアチア
-
Priopćenje za javnost povodom izvješća Međunarodne agencije za atomsku energiju (IAEA) o vrlo niskoj razini joda-131 izmjerenoj u atmosferi iznad Češke i nekih drugih zemalja Europe (クロアチア放射線および核安全保障研究所 - SONS)
- 「クロアチアの共和国での原子力事故(SPUNN)に関する早期警告システムは、ヨウ素131の存在を登録しませんでした」
-
No radioactive iodine detected in air - General News(Croatian Times Online News - English Newspaper 14. 11. 11. - 16:00)
- 「No radioactive iodine-131 has been detected in the air in Croatia」
フランス
-
Détection en France de traces d’iode 131 dans l’air imputables à des rejets radioactifs venant d’un pays étranger (フランス放射線防護原子力安全研究所 IRSN 15/11/2011)
- リリース文PDF
- 「ガンマスペクトロメトリーにより核種分析」「初期の結果は、フランスの空気中のヨウ素131の微粒子の痕跡(測定計器の検出限界付)の存在を示している」「数μBq/m^3」
- 「ヨウ素131による汚染の原因となった放射性リリースの起源と日付は不明」
-
Des traces d’iode 131 détectées dans l’air en France(LeMonde.fr avec AFP | 15.11.11 | 11h55)
- AFP配信なので、そのうち日本でも報道されると思います。
- 報道されました→「フランスでも微量の放射性ヨウ素を検出、発生源は不明 国際ニュース(AFPBB News 2011年11月16日 14:09)」
- 内容は上記IRSNの発表と同じ
- AFP配信なので、そのうち日本でも報道されると思います。
-
L'Europe piste l'iode radioactif venu des airs(LeMonde.fr 16.11.11 | 15h20)
- Le Mondeの続報。「0.79〜12μBq/m^3」「これらの4つのステーションは、フランスの北半分に位置していますが、ヨウ素が南部で不在であることを意味しません。サンプルの解析が進行中である」「汚染源が中央ヨーロッパに位置している可能性があります」
[![http://sws.irsn.fr/sws/mesure/index フランスの線量率監視網
ヨーロッパの現在の線量率
リアルタイムで欧州全域の線量率を見れるサイトがあります。11/12現在、特に変化無し。
-
EURDEP (European Radiological Data Exchange Platform) (EUによる監視網)
- EURDEP Public Mapから見れます。
-
ECCOMAGS: Initial results from the RESUME 2002 exercis
- EURDEPの表にある、TYPEの説明、だと思う。
SSTYPE Sample type code where the value is the 1 - 4 letter EURDEP sample type code. For example:
A1 air sample | A11 outdoor air |
A2 water sample | A21 surface water |
A3 soil sample | A212 lake water |
A4 deposition | A23 waste water |
A5 external radiation | A32 soil + grass |
A6 sediment | A33 in situ |
A44 aerial gamma | A411 total deposition |
A422 snow melt water | A421 rain water |
AZ environmental sample | A43 grass |
ロシアの現在の線量率
パキスタン説?
- Associated Press Of Pakistan ( Pakistan's Premier NEWS Agency ) - No KANUPP linkage to Radioactivity in Europe, PAEC clarifies
- 「パキスタン原子力委員会(PAEC)の関係者は10月19日KANUPPから環境への放射線の漏れがないと回答している」 一部ニュースの報道に反論してますね。
いや、それはないだろ...
タランチュラ星雲からやってきた説?
-
Radiation in Europe: UN nuclear agency mystified by soaring levels (Mail Online 5:52 PM on 12th November 2011)
- 「NASA have released images of 2,400 stars, known as the Tarantula Nebula, that are producing intense radiation and powerful winds, believed to be the cause for the detection in the atmosphere」という文章が唐突に挿入されている。コピペミスなのかなんなのか...
- DailyMailは英国の「タブロイド紙」で[[$$wikipedia タブロイド]]によると『英国では「タブロイド」といえば「ゴシップ報道ばかりで信頼性には疑問のある新聞」という連想があり』ですし、「Dailymail 信頼性」で検索してもトホホな状況のようです。
-
The Tarantula Glows with X-rays and Infrared Light (NASA Jet Propulsion Laboratory November 10, 2011)
- NASAの発表文はこれ。ヨーロッパのヨウ素との関連はどこにも書かれていない。
- この中の「タランチュラ星雲として知られている旗魚座30の中心にある約2,400の重い星は、強烈な放射線と強力な風を生産している」部分が、「放射線」ってのと「発表日」が近いことから、間違って紛れこんだものと思われる。
スロベニアの原発じゃないか説?
-
Radioactive.eu.com - EURDEP shows I-131, I-132, CS - 137, CS 134, CO 60 detected in Slovenia
- EURDEPの測定結果で、スロベニアとクロアチアの値が変じゃね?という説
- (このサイトは、手当たり次第に怪しい情報を出してくるので検証大変。しかもあちこちにコピーされてる)
- EURDEPのモニタリングポストでは空間線量の異常は検出されてない
- A5ってのは「どこの」測定値なんだろう? どう考えても環境中じゃないような気がする。誰か教えて。
- In Europe, detected low levels of radioactive particles in Slovenia have not yet seen: the first interactive multimedia portal, MMC RTV Slovenia
- 11日現在、スロベニア国内ではI-131は見つかってないという報道
- スロベニア国内のモニタリングポストを1ヶ月ほど遡ってもおかしなデータはないっぽい (降雨のせい?で一時的に増えてるのはある)
- EURDEPの測定結果で、スロベニアとクロアチアの値が変じゃね?という説
-
Radioactive.eu.com - Radioactivity in Slovenia - mistery solved (http://radioactive.eu.com Nov 14, 14:21)
- 先の投稿をした方が実際に問い合わせたそうです。その結果「There we go... Radioactivity in Slovenia = a software bug!」ということで...一安心。
未整理ソース
真偽不明ソースを含みます。扱い注意。
- Radioactive.eu.com - Iodine-131 now detected in Austria, Czech Republic, Hungary… other European countries
- Low levels of radioactive particles detected in Europe, source unknown | EUROPE ONLINE
- UPDATE – Iodine 131 Discovered in Austria Over Last 3 Weeks, Czech Republic IAEA Incident | SimplyInfo
- I-131が検出された地域の東にある2つの医療用原子炉じゃないか説
- 「Maria reactor in Poland and the RosAtom reactor in Dimitrovgrad Russia」
- ヨウ素しか出てないから、原子炉からの漏洩ではないんじゃないかな...
- Incident in kerncentrale Oekraïne - Joop.nl
- ウクライナの原発由来じゃないか説。ただし根拠はない。naitwitter。
- Енергоблок Запорізької АЕС відключили через несправність » Події » Україна » Кореспондент
- Lenta.ru: Украина: На Запорожской АЭС из-за неисправности отключили энергоблок
Lenta.ru: Украина: На Запорожской АЭС из-за неисправности отключили энергоблок
- 土曜日に装置の誤作動があったけど、放射線量とか特に問題ないよ、という記事。
- ウクライナ原発の件はウクライナ原発が停止(2011/11/12)にまとめます。まとめるほどの件じゃないけど...
下記サイトはビデオ作ったりしてがんばってるけど...
- Pissin' On The Roses: European Iodine 131 And Cobalt 60 Fallout- A Romanian Reactor CANDU That
- ルーマニア説。根拠無し。
- Pissin' On The Roses: European Iodine 131 Detections Indicative of Atmospheric Plutonium 239 Concentrations
- 大気圏にある(と彼らが言っている)Pu239と太陽コロナの作用でI-131が生成される説。根拠なし。
[[$$include 原子力発電所関連リンク]]
[[$$amazon-search-result-large books-jp 高木仁三郎]]