OKICAと他カードの連携

OKICAと他カードが連携しない件について。 コスト面もだけど「バス路線の変更申請が2年前には必要」が致命的だと思う。他県ではどうしてるんだろう?

理由が書かれている記事

  • オキカはなぜスイカと連動しないのか? 沖縄初の交通系ICカードが描く未来 | ナガハマヒロキ | 沖縄タイムス+プラス

    • 「Suicaなどの本土の交通系ICカードに連動させるとなると、現行の独自開発に比べ導入費だけで2倍、ランニングコストだけで3倍掛かってしまいます」
    • 「全国対応をして本土でチャージされた金額を沖縄で落としてくれる経済効果を加味しても、ランニングコストで圧迫されてしまいます」
    • 「東日本大震災で沖縄に避難して来た方に発行される『ニライカナイカード』、離島から進学のために本島に渡った生徒のための『15の春』の割引などがあり、これらを引き継ぐ意義があります。これが独自システムにより継続が可能です」
    • 「また全国対応となると、バス路線の変更申請が2年前には必要になるなど、バス社会の沖縄にとっては路線運営の制約が厳しくなるという事態も想定されます」
  • オキカ(OKICA)で改札を一番に通りたい - 沖縄B級ポータル - DEEokinawa(でぃーおきなわ)

    • 「SUICAと連動することで開発費で2倍、年間コストが4倍に膨れてしまうんです。そうなると年間かかるコストは億を超えてしまいます」
    • 「また、SUICAと連動すると駅やバス停を増やす場合には申請をしないといけないのですが、その申請を変更の2年前に行わないといけません。沖縄だとバスがメインになってくると思うので、そのあたりの対応がやりにくい」
    • 「沖縄には色んな割引の券種があるんです。例えばゆいレールでいったら、『おとなりきっぷ』という隣駅までの割引だったり、『十五の春』という高校未設置の県内離島を卒業した学生向けの割引だったりですね。そういった細かな割引にも柔軟に対応するためには独自のシステムが便利」
  • IC乗車券、来年10月開始 モノレール先行 - 琉球新報

    • 「バスの車内読み取り機やモノレールの改札機、券売機などの機器整備は、一括交付金による県の補助金約20億円で賄う」
    • 「開発費が現在の倍となり、毎年の維持管理費も億単位となる。沖縄の企業の体力では難しい。沖縄独自だと全国規格ではないものも自由に作れる」
  • 沖縄経済を進化させるメディア 沖縄ベンチャースタジオ|タブロイド情報紙:沖縄ベンチャースタジオタブロイド版41号

    • 10ページに記事あり
    • 「運用コスト面でも約4倍」
  • 来月20日から「オキカ」稼働 モノレールのIC乗車券 - 琉球新報

    • 「事業費は全体で27億円で、8割を一括交付金で賄い、2割をゆいレールとバス会社で負担」
    • 計算すると事業者負担は5.4億。このうちどれぐらいが開発費なのだろうか? 
  • 平成26年 9月定例会−09月18日-07号 都市計画部長(兼次俊正) P.349

    • 「ICカードオキカのシステム開発につきましては、沖縄県企画部に確認をいたしましたところ、ICカードは県内利用に特化した独自規格で、導入事業費で約27億円、毎年の運営費で約5,000万円を想定しているとのことであります」
    • 「スイカ等と相互利用を行うためには、独自規格と比較して、導入事業費で約2倍、運営費で約4倍のコスト増が見込まれる」

運営費5000万円/年が相互接続すると4倍の2億。差額1.5億円/年。ゆいレールもバス会社も赤字だから厳しそう。

他県でも連携していないカードあり

(あとで調べて追記予定)

他県での維持費問題

解消に向けて

ゆいレール、バスの乗客数

合計4000万人ぐらい。

ついにSUICA採用か

その他の決済手段

  • JR東日本がQRコード改札を検討する理由。QR採用は退化じゃない【鈴木淳也のPay Attention】-Impress Watch
    • 「沖縄都市モノレールによれば、同社が運営するゆいレールの場合、OKICAとQRコード切符の利用比率は4:6程度とのことで、前者の利用は地元民が大部分だと考えれば、少なくともゆいレール利用者の半数程度は旅行者または地元でもあまりモノレールを利用しない層ということになる」
    • 「同社は以前に中国Alipayによる乗車実験を行なったり、市場調査でどの程度インバウンド客が利用しているかを勘案して技術導入を検討していたとみられるが、2017年時点の調査でインバウンド需要は8%程度、Alipayに至っては利用効果が見込めないということで導入を取り止めたという」

その他